- 兵庫県の三田市北部、丹波篠山と接した地域に位置する永沢寺の山里。約6000平方メートルのなだらかな丘陵は、毎年4月中旬から5月中旬にかけ鮮やかなピンク色に染まります。1億輪ものシバザクラが育てられた庭園施設の名は「花のじゅうたん」。花のシーズンには京阪神などから例年5万人の見物客が訪れる北摂地域屈指の観光スポットとなっています。
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- ところが今年は4月中旬に開園したものの、新型コロナウイルスの影響が広がり大型連休の前に閉園となりました。入園料による収入が途絶え、来年の開園に向けてはシバザクラの苗の購入や植栽、園内整備費用に大幅な不足が見込まれます。地域の貴重な資源を守り、山里の風物詩を未来に伝えていくためみんなの力で支えていきませんか。
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◆本州初のシバザクラ園
- 三田市永沢寺には住民組合による「花しょうぶ園」がありましたが、同園を庭園として本格整備する際に、計画から外れた区域をシバザクラ庭園として独立させたのが誕生のきっかけです。1984年春に本州では初のシバザクラ園としてオープンしました。以来35年余り、代表を務める関口廣司さん一家が家族経営で管理、整備し、車いすでも楽しめるように見学コースのバリアフリー化などを進めてきました。
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- シバザクラに特化した庭園施設のため、開園できるのは4月の中頃から5月上旬にかけての1カ月程度。シバザクラ開花の時期は年によって違ってくるため、開園の時期も毎年変わります。シーズンを迎えると関口さんには満開の時期を問い合わせる電話がひっきりなしに掛かってくるといいます。これまでのPRや口コミで評判が広がり、毎年限られたシーズン期間中に5万人の観光客が集まるようになりました。
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◇特産食材もずらり
- 「花のじゅうたん」がある三田市・永沢寺(えいたくじ)地区は標高500~550メートルの丘陵地に位置、北は丹波篠山市と接しています。隣区の母子(もうし)地区は県内有数の緑茶産地で、約10ヘクタールの畑で「母子茶」がつくられています。園内では井戸水を無料で楽しめるほか、特産茶や黒豆大福などを味わえる休憩所があり、栗や黒豆の関連商品、各種シバザクラの苗も販売されています。
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- 今年は新型コロナウイルスの影響で開園した途端に休業という残念なことになってしまいました。「来年こそたくさんの人に喜んでもらえるようにしたい」と思う関口さんですが、休業に伴う収入激減で、庭園の整備費用など「このままでは計画が描けない」のが現状だといい、背中を押してもらえるような支援に期待をかけています。
開園は地域特産品の販売促進、地域活性化にも結び付くといい、「ご支援くださった方々には倍返しでお応えしたく考えております」と、園がにぎわいを取り戻す日を心待ちにしています。 -
<返礼品>
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- 実行確約型 目標額:100万円
返礼品
*1口(1万円コース)
入場券20枚(使用期限はありません、翌年、翌々年もつかえます)、園内で使えるお土産券(3000円相当分)
お土産券は「焼き栗」または「黒豆大福と黒豆茶」に使用可能
*3口(3万円コース)
入場券60枚(使用期限はありません、翌年、翌々年もつかえます)、フリーパスポート(ご本人含め同行20人まで入場無料。開花期間中回数無制限です! 令和5年まで有効です)、お土産券(3000円相当分)×3枚。お土産券は「焼き栗」または「黒豆大福と黒豆茶」に使用可能 -
- ※新型コロナウイルスの影響で来年も開園ができない時には、相応の特産品セットを入場券の代用品にさせていただく場合があります。
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■花のじゅうたん
- 三田市永沢寺170、関口廣司代表。昭和59(1984)年開業のシバザクラ専門庭園。園内約6000平方メートルの丘陵地で1億輪を超すシバザクラを栽培。アトロプルプレアやモンブランなど約60品種。毎年、花が開花する4月中旬~5月上旬の約1カ月間オープン。シバザクラの苗生産卸、小売販売も行っている。
連絡先は(079)566-0446、ホームページはhttp://www.hananojuutan.jp/ -
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三田市も応援しています
- 三田市の地域創生部産業戦略室まちのブランド観光課もホームページやフェイスブックで、地元の観光事業者などが取り組むクラウドファンディングを紹介し、「一緒に明日の三田を応援しませんか?」と呼びかけています。